浅田真央ちゃんも映画音楽を使ったプログラムってあるのかな?
真央ちゃんはクラシック音楽を使用していることが多く感じますが、いくつかのプログラムは映画音楽なんですよ~
ジュニア時代には『オズの魔法使い』『メリーポピンズ』『スイング・タイム』。シニアに上がってからは有名なのは『ラヴェンダーの咲く庭で』をプログラムに使用しています。
やっぱり少ないね・・・
はい・・・。でも忘れてはいけない楽曲がひとつあるんです!
2008-2009シーズンのエキシビションで使用した『ポル・ウナ・カベサ』。
これはもともと1935年に公開された『タンゴ・バー』という映画の挿入曲として作曲されたもの。そこからさまざまな編曲をされたり、他の映画にも使われることもある名曲です。
有名な『シンドラーのリスト』にも流れましたが、浅田真央さんが使用したのは1992年公開の『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』という映画から。名優アル・パチーノが主演をつとめます。
『ゴッドファーザー』で有名なアル・パチーノさんだね!
『ゴッドファーザー』よりあとに公開され、7度目のノミネートでアカデミー賞を受賞した作品です。『セント・オブ・ウーマン』では、めちゃくちゃクセの強い役どころでした・・・!
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』の見どころ
全寮制名門高校の苦学生チャーリーは、アルバイトで盲目退役軍人フランクの世話をすることになる。初日からいきなりニューヨークへの旅に同行させられたチャーリーは、頑固なフランクの型破りな行動に驚きつつも、次第に絆を芽生えさせてゆくが・・・
U-NEXTより
裕福だけれどやんちゃな友達と格差を感じざるをえない学生、チャーリーの学校生活。年末に田舎に帰るための資金を稼ごうと応募したアルバイト先でアル・パチーノ演じるフランクと初対面する冒頭のシーン。
「えっ、こわ~」「失礼なやつ!」「めんどくさ」と怪訝な顔で見はじめたのが正直な感想です。”(-“”-)”
17歳のチャーリーに初対面ながら高圧的なフランク。チャーリーはこのアルバイトは受けられないと断りますが、フランクの身内に懇願され、結局引き受けることに。
そんな中、チャーリーはやんちゃな友達のした事でトラブルに巻き込まれます。
チャーリーはそのことで学校長からあることを言い渡され、気の重いまま週末の誕生祭を迎えました。
誕生祭の間の世話をする為フランクのもとへ向かうと、急に旅支度をしニューヨークへ・・・。
傍若無人のフランクの振る舞いにハラハラする展開が続きますが、物語が進むうちにチャーリーが感じているのと同じように、フランクの垣間みせる愛嬌に魅かれていきました。
中盤になるとクスっとしたり「かっこいい!」と思ったり、感情が振り回されます笑
物語の途中、フランクのある計画を止めるチャーリー役のクリス・オドネルの演技も胸が締め付けられます。フランクが視力を失ってしまった意外な理由。また最初のシーンからは想像もつかないラストシーンも注目してほしい!
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』を動画配信サービスで観るには
『セント・オブ・ウーマン』は、いくつかの動画配信サービスで観ることができます。
ただしそんなに多くはありません。
U-NEXT | 月額2,189円で見放題作品としてあり |
Amazonプライムビデオ | レンタルで配信あり(299円) |
GYAO! | レンタルで配信あり(299円) |
TSUTAYA DISCAS | × |
hulu | × |
dTV | × |
FOD | × |
NETFLIX | × |
GYAO!は無料で利用できる動画配信サービスですが『セント・オブ・ウーマン』に関してはレンタルで課金が必要です。Amazonプライムビデオも30日間のお試し期間があるものの、こちらもレンタルでないと観ることはできません。
U-NEXTは本登録になると月額2,189円がかかりますが、いままで登録したことのない方なら31日間無料のお試し期間がありますので『セント・オブ・ウーマン』は無料で観ることが可能です。
『ポル・ウナ・カベサ』は中盤、フランクとチャーリーが少しづつ打ち解けてきたころ、レストランで相席をした女性と踊るところで流れます。
目の見えないフランクがゆったりと見事に女性をリードする姿をチャーリーが嬉しそうに見守る素敵なシーンです。
浅田真央が踊るポル・ウナ・カベサ
プログラムの振り付けはおなじみ、タチアナ・タラソワ。
この曲では「映画の主人公になりきって」という演目ではないため、純粋にタンゴを表現してくれています。
赤と黒の印象的な衣装。曲が始まると、くるりと振り返り、右手、左手をゆっくり差し出す。
たったこれだけの仕草がとてつもなく美しい。
左足を支点にした美しいターン。
前半はバイオリンの滑らかなメロディに合わせ、ゆらゆらとした振り付けです。
映画ではエレガントな曲調で終わりますが『ポル・ウナ・カベサ』は「首ひとつの差で」という競馬の用語だそうで、真央さんのプログラムでは後半、そのタイトルどおり激しくたたみかけるようなステップが始まります。
タラソワ先生ならではの!
膝を折っての荒々しいジャンプにツトトト・・・と(浅田真央さんファンならわかってくれるはず)氷をトゥで踏み鳴らすようなステップ!勢いは止まらず氷を勇ましく駆けていき、ラストには高速スピン!
タラソワさんの振り付けは見どころがとまらない!珠玉の名作です!
まとめ
浅田真央さんのプログラムの中では希少な映画音楽。
「ポル・ウナ・カベサ」が流れる『セント・オブ・ウーマン』を観るなら、U-NEXTがおすすめです!
31日間も無料で18万本の作品を見放題!?
はい!18万本もの見放題作品と2万本のレンタル作品があるんです!フィギュアスケートが好きなサニーさんなら『セント・オブ・ウーマン』だけじゃなく、さまざまなプログラムに使用された原作映画を網羅しているU-NEXTがイチオシです!
映画の中の短い時間ですが、「ポル・ウナ・カベサ」が流れると、浅田真央さんの素晴らしい演技が脳裏によみがえります。
ぜひ『セント・オブ・ウーマン』を観て、真央さんのエキシビションももう一度楽しんでみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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